医療用コラーゲン

日本人成人女性の食事の調査では1日の食事からのコラーゲンの平均摂取量は1.9gとされ皮膚や爪の改善効果が報告されている一日5g~10gを摂取するためには、サプリメントを利用することもおすすめです。当医院では医療用コラーゲン (一包 150円)の販売を行っております。院長、医師より、詳しい説明をさせていただいてからの販売になります。2度目からは窓口でご購入いただけます。 

コラーゲンは、肌のハリや保湿力を高めるとして注目されている成分であり、ヒトのからだで作られる重要なタンパク質の一つで、3本の鎖から作られる丈夫な三重らせん構造を特徴とします。加熱したり、薬品で処理したりすると、構造が変化してゼラチンになります。このゼラチンを小さく加工したものをコラーゲンペプチドといい、一般的に「コラーゲン」と呼ばれて流通しています。

体内のコラーゲンは18~29歳頃をピークにその後少なくなり40歳以降は年間10%のコラーゲンが失われていきます。加齢によりコラーゲンが減少すると、しわができてしまいます。また、コラーゲンは骨の重量の約20%、体積の50%を占め、老化によってコラーゲンが少なくなったり構造が変わったりすると、骨がもろくなり骨粗しょう症の要因にもなることがあります。コラーゲン劣化を防ぐには、コラーゲンの新陳代謝を高める必要があります。最近の研究ではコラーゲン自体を積極的に摂ると合成量が増加することがわかってきました。

また、ビタミンCはコラーゲンが体内で合成されるときに不可欠な成分です。併せて摂ることでコラーゲンの合成をより促進します。

肌が潤う

20代の女性が2か月摂取した結果、肌の水分を吸収する能力「 吸水能」が向上した。 

肌の柔軟性が増す

1日5gを摂取した女性を調査した結果、2週間後から肌の弾力が増してきた。

毛根が太くなる

1日14gを摂取した結果、60日後に毛髪が10%ほど太くなり、強度も増した。

爪が丈夫になる

1日7gを、爪疾患の患者に与えると、数か月後に爪のもろさが改善された。

関節の痛みが和らぐ

1日に10gを摂ることで、リウマチや変形関節症の痛みが和らいだ。

骨代謝が改善される

閉経後の女性に週2回カルシトニンと併せてコラーゲンを10g投与したところ、骨分解が抑制された。
 (※ カルシトニンとは甲状腺から分泌されるホルモン。骨のカルシウム放出を抑制する。) 

血流量を増加させる

7gのコラーゲンを摂取したところ、3時間以内に指の血流量が増加し、指の温度が上昇した。 

血圧上昇を抑制する

コラーゲンを摂取した結果、血圧の上昇が抑えられた。